飲み込まれる〜
最近、クローズアップ現代を見ていると近い将来、日本がアジア諸国、特に中国に飲み込まれる運命にあるのかなぁと感じます。
経済規模では日本とほぼ互角になってきていますし、華僑なんかのネットワークも強固です。少しバブルの傾向も見られますが、おそらくさらに成長していくことは間違いないでしょう。そうなれば、アジアにおける日本の地位が相対的に低下する可能性は否定できません。
歴史的に見れば、日本が中国より強かったのは19世紀から20世紀にかけてのごく一部です。中国の属国であった時期の方がはるかに長いわけで、飲み込まれるのは当然の運命とも言えるかもしれません。また、中国人の文化は「金にはがめつい」とも言われています。慎重な取引を好む日本には勝ち目がないのかもしれません。
中国の発展を見越してアメリカの富裕層は子供に中国語を教えていると言います。今度から薬理の授業で中国人助教が授業をすることになっています。土地柄もあるのでしょうが、最近の研究室はどこも中国人だらけです。しかも彼らの方がよく働くので、中心メンバーになっています。アジア系の留学生も増えています。医学部生も教養のときに中国語を選択できるようになり、私も中国語を選択しました。最近ではポーアイで華商大会が開かれました。一時期ほどの過熱ぶりはないにせよ、成長著しい中国市場に投資する日本人が増えています。
我々は一体どうすれば生き残っていけるんでしょうかね。おとなしく中国の属国となるべきか、中国とは別の道を歩むべきか。それとも中国と協力してユーロ圏同様のアジア連合を作るか。個人的には最後の選択肢を望みますが、各国が文化的にも政治的にも成熟しているヨーロッパとは異なり、アジアは政治的に非常に不安定な国も多く存在します。中国とて、経済発展の恩恵をあまり受けていない地方の不満は相当なものです。簡単には統一は進まないでしょう。
しかしながら、今の日本というものを見渡してみると、
資源もない、人材もあまり大事に扱われていない、国家財政は破綻寸前、少子高齢化、学力低下・・・
今までのやり方では必ず行き詰ってしまうことでしょう。何らかの変革は求められているということだと思います。
大家要讨论这个問題.