上場企業決算短信が出揃う−阪急阪神HDは?

ゴールデンウィークが終わってすぐのこの時期は上場企業の期末決算が出揃う時期です。公認会計士さんなんかは大抵ゴールデンウィーク返上でチェックをするわけですが。

さて、阪急阪神HDの決算短信が昨日公表されたのでこんなグラフを作ってみました。
なお、決算短信の一番上のデータは旧阪急ホールディングス12ヶ月分+旧阪神電気鉄道9ヶ月分で、単純比較ができないので、短信の中ほどにある阪急12ヶ月分+阪神12ヶ月のデータを使いました。もちろん、途中からののれん代償却も含んでいます。

あと、決算短信を見ていて思ったことですが、今年度の予想設備投資に列車自動停止装置というのがあります。もしかしたら京都線宝塚線に導入するんでしょうかね。なお、車両新造というのはないので、今年は車両新造はないかもしれません。中国のオリンピック景気非鉄金属が高いので今は増備しない方針なのかもしれません。

なお、今年10月より阪急阪神HDから阪神百貨店が連結からはずされて阪急百貨店グループの傘下に入るるので、今年度末の業績予想は
営業収益7,500億、営業利益800億、経常利益610億、当期純利益350億
だそうです。来年度は全体的に企業業績が悪化するはずです。減価償却の最高限度(95%)がなくなるため、最後まで設備を減価償却することが可能になり、減価償却費が増加するためです。