麻疹の予防接種及び抗体検査について

さて、どうもうちの学部で流行っているのは麻疹ではない別の感染症のような気がする上に(先日の微熱。たぶん、普通のウイルスでしょう。不顕性感染はほとんどないらしいですし)、PBLで同じグループになった人に一人だけ「2日ほど38度以上の高熱と発疹」を訴えた人がだけいて、それは麻疹の可能性が十分にあるので、僕の麻疹の抗体価が果たしてどうなっているか気になってきました。

大学のメールを見ると

  • 麻疹ワクチンを受けていない人はさっさと受けろ
  • 1度だけの摂取では10年経つとかかりやすくなる
  • 風邪様症状があればすぐに医療機関に行け

ということで、いかにも1度の摂取では危険だから念のためにワクチンを打てといいたげなメールなのですが、先日のYosyan先生の「新小児科医のつぶやき:2007/05/26」を見ると先行きは怪しそうです。

神戸市医師会の通達では

  1. 原則的に40歳以下の市民を対象とする(接種漏れや、自然免疫が十分に獲得されていないケースが少なくない)
  2. 患者と接触歴のあるケースを優先とする
  3. 麻疹に罹患歴のある場合は除外する

といううえで

  • すでに予防接種済みの方や上記以外で接種を希望する場合は血液検査で抗体価を確認の上是非必要とされる場合にのみ接種してください

とのことだそうですが、

そもそも抗体検査キット(EI、HIA)がもう在庫切れという事実があります。とある検査会社からは28日の時点で検査の一時中止を示す通知が送られてきたそうです。
はしかの検体ぎっしり…臨床検査会社の冷蔵室
さらにワクチンも単独ワクチンはほとんど製造されていないため、German measleとの混合であるMRワクチンしかないのですが、それももともと小児摂取用が多いので大人が使えばすぐに品切れということで、
麻疹の抗体検査&ワクチンは諦めた方がいい
ということのようです。まぁ、神戸地区は神大や甲南が休校になって品薄状態は必至だと思うので、とりあえず家の近くの病院で探してみるつもりですが、多分無理でしょう。