投資信託の問題

投信などの販売時、顧客ニーズ確認を義務化・金融庁
まぁ、理解力のある顧客とない顧客の選別っていうのが難しいもので、投資信託って株式投資とは違って実は結構いろいろな会社(販売店である銀行、財産管理をする信託会社、投資方針を決める投資顧問会社など)が絡んでいるので、説明を細かくし始めると、ご老人とかは分からなくなってしまうわけですね。銀行にとっては売って手数料収入を得ることが第一ですから、当然、理解力のないひとには「買うときと売るときににそれぞれ手数料がかかって、それは何%ですよ。元本割れのリスクはありますよ」ということしか言わない。むしろややこしいことを言うと怖がって買ってくれなくなります。でも、理解力があってツッコミ好きな人には「購入時は何%が銀行の収入で、その後は年間何%の運用報酬が引かれてそのうち何%が投資顧問会社にいく。しかもこれはファンドオブファンズだ」みたいな話をしておかないと、あとで「話が違うじゃないか。そんな割合で銀行に手数料が入るのなら、自分でファンドに直接投資した方が良かったのに」ということにもなりかねないわけです。