何が「介護を食い物にしている」だ

赤字コムスン争奪戦、規模・将来性に魅力
コムスンで折口ばかりを批判している人の気が知れません。
最大手の、そして成果主義丸出しでやってきたコムスンですら赤字なんですよ
しかも純資産額はたったの35億円。

グッドウィルグループはIR情報を見ると少し会計年度が特殊で6月期を決算に使っているようなので、つい最近出たのでは2007年6月期第三四半期(7/1〜3/31)の決算短信ですが、コムスンが所属する「介護・医療支援分野の業績は

売上高 627億円
営業利益 △18億円
のれん償却前営業利益 △ 9億円

たった、これだけです。どこが食い物なのかと言いたいわけです。同業他社であるニチイ学館のヘルスケア事業ですが、これは通期なので単純に上のデータと比較できるわけではないことを断った上で2007年度4月期通期決算では

売上高 783億円
営業利益 18億円

です。利益率は正直よくないですよ。

介護を食い物にしているなんて表現自体が間違っているんであって、むしろ赤字にまでなってしまっている。最大の問題は厚労省が医療費抑制政策で介護報酬も段階的に低下させていることです。まぁ、マヌケな日本国民が小泉自民を選んで決めた道なのですからわが国民にコムスンだけを批判するようなことがあってはならぬわけですけどね。