生物が好きになったのだろうか

中高時代、生物は嫌いではなかったが、あまり好きな科目ではなかった。唯一、人体に関することや遺伝だけが好きだし得意だった。でも、最近気付いてみれば人体よりもむしろ他種生物に強い興味を抱いているような気がしないでもない。微生物学寄生虫が結構面白いし、よく考えてみれば僕自身は酵母大腸菌と2年間も付き合っていた。人間と付き合うのはもちろん楽しいが、他種生物と付き合うのもなかなか面白いではないか。特に、人間に対する(免疫回避などの)巧妙な仕掛けを学ぶと本当に面白い。何か応用できないだろうかといつも思う。

そして、彼らの人間とは違う生活環を見ていると、「生命が何か」とか「僕らがここにいる理由」のようなものを考えさせるきっかけを与えてくれる。それがまた、生物への興味を引き立てていく。飽きることがない。