東海も西日本も一緒

だいたい、御用組合化に必死になっていたところはこういうトラブルが多いですね。福知山線事故の原因として指摘されている日勤教育ももともとは会社に対して反発的な組合をつぶすために行われていたものですから。逆に組合と妙に仲がいい東日本は革マル系などで鉄道とは関係のないところで幹部が逮捕されています。
内部資料は「再教育」方法記す JR東海労組強制捜査
もっぱら、JR発足後10年ちょっとで御用組合以外の労組の力はかなりそぎ落とされていますから、そこまで血眼になって労組対策する必要はもはや感じないんですがねぇ。まぁ、職員数が多いので当然、統計学的にも一定割合の人間が会社に反発することは予想されることで、それをゼロにしようとするのが無茶だし、逆にイエスマンの集団になって危険な気がします。JR西日本の幹部が新聞で「ちょっとしたことでストをちらつかせる労組は安定運行という点で会社のガンだ」と話していましたが、ストは一応は労働者に認められている正当な権利ですしね。(国民の生命に重要な医療従事者も国民皆保険が導入された頃に全国規模のストが行われたことがある)。特に普段からいじめられている組合なら余計にストはしたいでしょうよ。むしろストされても十分安定運行できるほどの人数を確保すれば労組がストを要求する意味がなくなり、労組自体が崩壊する可能性だってあると思うんですが、そういう逆の発想はないんでしょうかね。もちろん、コストはかかりますが福知山線事故のようなことは防げるでしょう。今後数年間に必要な数千億円の安全対策費、労組対策が余計にやりづらくなったことに比べれば・・・。