経済も行政もそれなりに大事だと思う

育ちとか環境にもよるのでしょうが、医学生の中には経済とか行政とかの話題を毛嫌いする人がいます。それが倫理だと勘違いしているというのかな・・・。それはそれで結構なのですが、医者とて社会の中で生きている以上、お金とか法律とかと無縁ではないと思うんですけどね。なんだかそういうものを毛嫌いすることに違和感を感じるのは僕が異端な医学生だからでしょうかね。でも、こういう問題は結局のところ避けては通れないと思うのですが。

どうも他学部の人間と付き合っていると医学部の人間の考えが偏っているような気がしてならないんですよね。医学部入試の面接というのは、社会的に見てちょっと異常な視点が入っているように思えます。「倫理観を持った」といいつつ「政治思想的に一定方向に偏重した」思想を歓迎しているように思えてなりません。個人的解釈としては「倫理観」というのは、一定の考え方に偏ることではなく、「社会的問題を多面的かつ論理的に考えることができる能力」だと思っているのですが・・・。考えた結果としての結論はそこまで重要じゃない、考えたかどうかが問題であると思うわけです。少なくとも僕は医学生としてそういう方向を目指したい、自分をそういう視点で研鑽していきたいと思っています。

「倫理は通時的にも共時的にも多様である」
「自らがコミュニティに属している以上、そのコミュニティを完全に客観視することは出来ない」

以下駄文。
上の記述を見ていると僕はどちらかというとメタ認知が好きなタイプのようです。やっぱり、パワーバランスに敏感で、周りの視線が気になるという性格が影響しているのかもしれません。メタ認知は俯瞰する方向性なので、今の僕に足りないのは分野を問わずズームをしていく能力かもしれません。ということでテスト勉強に戻りたいと思います。