ふと見つけたブログ

実はここ数日、財政破綻が不安になっています。いわゆる2008年問題(一応財務省曰く平坦化はしたと)とか、郵政民営化とか国債の買い手を巡る問題は結構重要ではないかという気がしてきたわけです。

で、色々検索をかけているとひっかかってきたブログが
bewaad institute@kasumigaseki
管理人の方はどうも財務省官僚のようです。あるhatenaブロガーと「2026年の日本」というテーマで論争をして、朝日で取り上げられてとても有名になったみたいです(参考:bewaad)。実は医療関係者もコメント欄に参加していて、かの有名なrijin先生なんかもコメントされています。先日このブログにコメントくださったbn2islanderさんもコメントされているみたいで。

このブログを知らなかったことを悔やみますね・・・。

ちなみにこのブログ、めちゃめちゃ重たいです。過去ログは
archives of BI@K

2026年の日本は2026年の日本‐another nightmare‐
参考までに、このanother nightmareの元となった分裂勘違い君劇場 西暦2026年の日本

で、色々見ていると先日の「何かを実現するのならば政治家に頼む方が近道だ」という僕の主張と同じ主張をされているエントリがありました。
白田先生、なんで国会議員に話をしないのですか?

やっぱり霞ヶ関的にはそうなるのかな・・・。管理人の方は本物の一流官僚の方のようで、2週間だけ二流官僚(2種という意味ではなく二流省庁)の仕事を横で見ていただけの僕が言うのも何なのですが、なかなか霞ヶ関内で合意が出来なくて停滞している仕事に有力な政治家が口出しして、前に進めるということはそれなりにあるように思います。逆に一度方向性が決まってしまったものは、特に政治家などから大きな反発がない限り、そのまま惰性で路線継続をするという傾向も強いように思います。たとえば、小泉改革で一気に進んだ「小さな政府」路線はもはや官邸から「こうしろ」といわなくても自動的に官僚の間では「規定路線」として受け止められているようです。

最近では、何か新しい行政組織を作るときは既存の別の行政組織を取り潰すことが官僚の間では暗黙の了解になっています。私が見た例ですと、「とあることを究明する行政組織」を新規に設立しようとするにあたり、その組織の運営やあり方以前に、その点をどうやってクリアして組織を設立するかということが実は一番大きな課題になっていました。国会レベルでは与野党一致してこういう組織は必要だ見解ではあるのですが、霞ヶ関レベルではそれは(小泉改革以降の)行政スリム化の慣行に反するということになって他の省庁からの賛同が得られにくいのです。幸いにもその究明組織は与党野党も必要性を認めてくれていますので、例え政権が交代しようともギリギリうまくいくかなぁという感じなのですが、やっぱり綱渡り的な要素があります。ここで政治家の一押しがあるとすんなり行くんでしょうけどね。また、あまり国会で深い議論がされないようなものは「地方分権」や「独立行政法人化」の慣行に従い、都道府県や既存の独法に分室を作って仕事を振ることが多くなっているようです。なんだかあちこちで方針がバラバラになってしまう気もするんですけれどもね・・・。