オタクな漫画

好きじゃないということもあって、普段ほとんど漫画本や漫画雑誌を読まないのですが、四コマ漫画は結構好きです。
がんばれ! アドミンくん
コンピュータに少し詳しい人なら落ちが分かります。

しかしながら、一つ下の学年がオタクな先生の情報の授業に苦労しているみたいです。テストは基本情報レベルの問題を出します、って・・・。
パソコンに初めて触ったのが1年前とか、ブラインドタッチできませんというような人に向かって、最初の授業で「NAND回路がどうのこうの」「GUICUIがどうの」「RISCCISCがどうの」とか言われても理解できるわけがないわけで・・・。彼らが「宇宙人がしゃべっているみたいだ」と漏らすのも無理ないでしょう。我々の学年でも、まじめにあの授業を聞いていた、いや、聞けることができたのは工学部出身の人と一部のマニアだけでした。今年からはレポート試験ではなくて、筆記試験をやるっていうので2回生は戦々恐々としているみたいですね。
ちなみにその先生は私の中高大の先輩です。もちろん、M.D.です・・・。

パソコンクラブ(正式名称は違うが)の後輩には、テスト対策とクラブ活動を兼ねて週に一回、詳細な補講をしています。なんで医学部の後輩にフリップフロップ回路を教えているんだろうかという疑問は感じながらやっているのですが・・・。
次回はEXCELの関数をやって欲しいとの要望があって、まずは変数、関数、引数の概念から説明しないとなぁと考えています。

ちなみにNAND回路の記号を始めて見た人は大抵「コンセント」の記号と勘違いするみたいです。

あと、どうでもいい話ですが友人が駆け出しの隠れパソコンオタクであることが判明しました。でも、IDEとかATAとかはまだ知らないみたいです。そのうち、「宇宙語」で話ができたらなぁとひそかに思っていたりするんですが。そういや、昔、中高のクラブで「C言語で会話しよう」とかいってギャグ言ってたなぁ。懐かしい。

よく考えてみると、オタクとか専門家っていうのは大抵、その業界でしか通じない略語を使うがゆえにオタクor専門家であるのかもしれませんね。僕自身も、鉄道にちょっと詳しそうだなと思うと相手に「223がどうのこうの、321がどうのこうの」とか言って話を振ってみるんですよね。相手が「??」だったらマニアじゃないですし、話に乗ってきたらそれなり知識があるということが分かるわけです。

ちなみに医学の分野では略語が科によって重なるんでさらにややこしいんですよね。基礎分野でもすでに何種類かこういう略語に出くわしています。たとえばAPCは免疫の分野ではAntigen Presenting Cellですが、細胞生物とか病理の分野では癌抑制遺伝子APCです。基礎でこの状態なので、臨床に行くと略語のオーバーラッピングは有り余るほど出てくるはずです。これがたまに伝達ミスにつながるということもあるみたいですが。