鈴木寛の発言

m3comの医師増員の記事から

問題は、各大学がどの程度、定員増を図るかだ。「新医師確保総合対策」と「緊急医師確保対策」では、2008年度は全体で約400人の定員増が可能であっても、実際には168人しか定員が増えていない。これらの対策の対象は、公立大学と地方の国立大学の一部。「都市部の大学や地方の国立大学を中心に、定員増を図るのではないか」(鈴木氏)。

都市部の大学がそんなにすぐに定員増やせると思ってるのかよ。数日前のエントリにも書いたように設備の大幅拡張やそのための敷地・予算確保が必要だし、教育プログラムの再検討、教員の再配置や増員も必要。ただでさえ大学には教員が少なくて困っているというのに。400人増やせるのに168人しか増えなかった理由は、決して増やしたくないというだけの理由ではない。
トンチンカンな発言をしているぐらいなら一度、医学部の教育現場を見に来いよ。授業や実習のやり方が文系の学部とはぜんぜん違うんだから。そんなに都合よく定員を増減できると思ってるのか?そういう考えの甘さとその場限りの対応が今の医療崩壊を招いたんじゃないのか?一体何を考えているのやら。
医大・医学部の新設以外に定員増の道はない。基礎の実習室や教室だけ作っておいて、アメリカのように5年以降の臨床実習はあちこちの市中病院に分散してやるというのも一つの手ではなかろうか。