国債の保有と売買

今日の日経の朝刊に「国債先物)の売買高の40%は外国人」と書いてあって驚きました。国債自体の保有は5%ぐらだいだったはずなので、「えっ?」という感じでしょうか。慌てて調べるとこの資料を見つけました。
長期金利 利上げでも上昇しにくい長期金利

保有自体は5%なのだけれども、国債市場、特に現物ではなく先物市場に多くの外国人が参加しているようです。裏返してみると、外国人にとっては「日本国債の市場自体は魅力的だが、保有はしたくない」ということなんでしょうかね。

ちなみに債券の先物は調べてみると非常にややこしいですね。
日本国債だと取引に使われる銘柄は標準物と呼ばれる架空の債券で、長期だと償還期限10年・クーポンレート6%・額面100円のものを取引するようです。現物のクーポンレートはもっと低いですが・・・。現物を受渡しすることも可能で、そのときは標準物との変換のためにコンバージョン・ファクターという計算式を使うようです。