私のしごと館廃止へ

「私のしごと館」廃止へ 独立行政法人の整理・合理化で

国立国会図書館に行ったついでに行ったことがありますが、確かに巨大な無駄という感じでしたね。まず、場所が悪い。学研都市ってやっぱり交通の便が悪いんですよ。けいはんな新線が出来たとはいえ、仕事館まではかなり距離があります。目的を持たないと行く気になりません。したがって、あそこのメイン客は一般人じゃなくて社会見学とかで団体で来る中高生です。
で、さらにムダなのが、職業体験のために相当広いスペースをとっていること。確か30種類ぐらいの体験ができるのですが、一つ一つに専用のブースがあって、工作道具とかはすべて別々に調達しています。学研都市なので土地代は安いとは思いますが、建築費を考えるとかなり無駄です。しかも体験コーナーは一部時間帯しかやっていないので、それ以外の時間帯では完全に遊休施設になってしまっています。そして、最後の無駄が、しごとの歴史コーナー。人形が多い割にはあんまり面白い構成じゃないんですよね。特に中高生にはあまり面白くない内容だと思います。大学生ぐらいになると農耕の歴史とかちょっと興味がわくんですけれども。
ちなみに最初の展示コーナーは結構面白いです。仕事の難しさとか、ものづくりの最先端を学ぶことが出来ます。でもそれ以外はあんまり面白くはなかったですね。

個人的には名古屋の産業技術記念館とかお台場の日本科学未来館の方がよっぽど面白かったです。両方ともまた行きたいんですけどね。

ちなみに国立国会図書館も結構ムダなんですよね。ただ、利用者がそれなりにいるということと、本はこれからもっと増えることが予想されるわけで、東京のオーバーフローを保管する基地としてはいいんじゃないかと思います。とかく、学研都市は遠いです。

そうそう、確かあの時は麻疹事件で大学の図書館が閉まっていて、医学専門書を調べに京都府精華町まで一人で車を運転して行ったのでした(国立国会図書館に行ってみたかったという理由もある)。遠かったです。家から1時間半以上かかりました。門真から中央環状から163号線で奈良の方向へ向かうのですが、山道はあるし、渋滞にも巻き込まれたし。地域間のメイン道路の割に山がちということで片側1車線なので渋滞するんですよね。

しかしながら、国交省が独法の廃止・統合に反対しまくっていたのに対し、厚労省は素直に受け入れ・検討していますよね。やっぱり国民のためを考えているというか、力が弱いというか。まぁ、そういう宿命ということみたいですね。