経産次官強いなぁ

経産次官「デイトレーダーはバカで無責任」 講演で発言
いや〜、次官がそういう発言ができること自体、経産省の強さを感じるわけですが、しかしながらダイレクトに言いましたね。まぁ、僕も実はデイトレーダーやメッセージのないグリーンメーラー(スティールとか)はあまり好きではないので、どうやら似た考えのようです。デイトレとかFXって、単なる金儲けそのものでしかありませんからね。成長への希望だとか、夢だとかまったく関係ない。あれは単なる頭を使ったゲームだと思います。まぁ、ただこういう人はごく一部でしょうから、その辺はまだ希望が持てるといったところでしょうか。
北畑さんはサッポロのときもそうでしたが、スティールを目の敵にしていますね。まぁ、村上ファンドとか他の外資系ファンドとは違って提案もしない、メッセージもほとんど送らない、マスコミにも出ないわけですから、何を考えているか全くつかめないわけです。で、大抵が直後の売り抜けで儲けている。最悪のパターンですよね。まだ村上ファンドとかホリエモンは「京阪阪神直通構想」だとか「ネットと放送の融合」だとか言って、夢を語っていましたから、僕も今でも彼らを支持しているし、東京地検のやり方は息を吹き返し始めた日本経済をまた停滞させる極めてまずいものだと考えていますが、スティールに関してはグリーンメイラー扱いでも構わんと思います。サッポロにしても明星にしてもその後の成長に向けた具体的ビジョンは全く示されませんでした。
だいたい、こういう日本でも評判の悪い会社というのはアメリカとかヨーロッパでも悪評判であることが多く、先進諸国もそういう類のファンドは規制するべきだということで一致しているようです。逆に言えば、外資系であってもそういう類ではない良心的ファンドが数多く存在するわけで、実際それが日本の経営が悪化した会社を救っている事例は数多くあるのだということは、一筆に値することだと私は思います。