今日はうるう日

4年に1度、オリンピックイヤーの閏日です。悔しくも中国はオリンピックを意識してかなかなか毒物混入事件の真相を語ろうとはしませんが。もし、双方当局の主張が正しいのなら、混入は公海上ということになりますが。

まぁ、でも案外真相は分からないかもしれませんね。北朝鮮の遺骨も日本がDNA鑑定を捏造したという噂もあるようですから。Natureには反論記事がありましたし。個人的にはコンタミのような気がするんですが。

この事件も最後は政治に翻弄されることになりそうです。

ちなみに余談ですが、閏日閏秒の違いはご存知でしょうか。
まずは閏日
地球の公転周期は365.25636日とされています。365日よりは少し長いです。従って、1年が365日だと毎年約1/4日ずつずれていくので、その補正をするために4年に1度(1年あたり0.25日)、閏日を入れているわけです。これは常識。でも、0.25日分を補正しても0.00636日分余りますよね。これを補正しようと思ったら150年に一回ぐらいさらに閏年を設けてやらなくてはなりません。ところが、ご存知のように実際は100年に一回閏日を抜くという規則になっているわけです。どこかおかしいと思いませんか?
実は公転周期は365.25636日ですが、カレンダーのベースになっているのは公転周期ではなく一回帰年(太陽年)と呼ばれる別の値、すなわち春分から次の春分が来るまでの値で365.24219日とされているものです。これには歳差運動という角運動で生じる軸のふら付きが影響しているのですが、それに関しては難しいので今回は触れないことにしましょう。とにかく、365.24219日ですから、4年に1度の閏年では0.25日補正となり、逆に年が進みすぎてしまいます。そこで、0.25-0.24219=0.00781日を補正するために100年に1度、閏年を抜いてやります。すると、0.01日分が補正され、今度は逆に年が遅れてしまいます。1年間算では0.01-0.00781=0.00219日分です。そこで、さらに400年に1度、閏年を入れてやります。すると0.0025日分が補正されるため、だいたい回帰年と暦上の(平均した)1年が一致するようになります。残った0.0025-0.00219=0.00031日分ですが、3000年に1日狂う程度なので無視しています。このように平均して1年を365.2425日とする暦はグレゴリオ暦と呼ばれ、世界的に最もよく使われています。ややこしいですね。

一方、閏秒ですが、先に言っておくと閏秒閏年は関係ありません。現在、我々の時間は世界原子時と呼ばれる(主に)セシウム原子の振動回数によって計測される時間を基準としてします。しかし、もともと1日といえば、地球の自転による太陽日を基準としています。したがって、原子時計で測った1日と本当の1日にはずれが生じます。それが大体平均すると1日0.003秒ほどだそうです(ただし、自転速度が変動するために多少のずれがある)。そこで、秒のズレが0.9秒を越えないという基準の元に不規則(ただし、世界時で3月、6月、9月、12月末のどれか)に閏秒を挿入することになっています。だいたい、1年に1秒とか3年に2秒とかだそうです。ところが、ここ15年ほどその挿入の回数が減っています。1980年代頃は1年に1秒ぐらいのペースでしたが、2000年以降は2005年末の1回だけ。原子時計の方が挿入があることからも実際より時間が早く進んでいるのですが、挿入頻度が減ったということは地球の自転が速くなっているということを意味します。しかし、長期的には地球の自転は潮汐運動の影響を受けて少しずつ遅くなることが予測されていて(エネルギー的には当たり前)、この変化は一時的なものだろうというのが大方の見方のようです。