どっちがメインなのやら
結局、クラブでの雑談を40分で切り上げて久しぶりに新幹線に乗って名古屋まで行きました。やっぱり早いですね、新幹線使うと。700系は乗り心地もいいので快適です。で、電車賃5500円を払ってまで何を聴きに行ったかというと、もちろん大学の大先輩の特別講演ですね。マウスのiPS作成の話は一昨年の12月頃に大学で、昨年2月に東京のがん特成果発表で、4月に医学会総会でと3回も講演を聞いたので知っているのですが、ヒトで成功したという発表が出たのは昨年11月で、それに関する話は今まで聞いたことがなかったので、それを目当てにして講演を聞きに行きました。
で、iPSも面白かったのですが、網膜再生の話も面白い。特に実用化が近い研究の話なんかは聞いているだけで背筋がゾクゾクします。珪藻類のチャネルロドプシンをganglion cellに強制発現させて光感受性にしてしまうとか、非常に刺激を受けました。
あと、普段は話が分かる基礎系のシンポジウムしか出ないので、今回初めて気付いたことですが、眼科って電気生理が結構盛んなんですね。僕は電気技術者の資格があることからも分かるように電気とか工学が好きで、電気生理をいつかやりたいなぁと思っていたので、眼科でもいいかもしれませんね。結局、親と同じなのか・・・。まぁ、現場も見ながら考えたいと思います。
4年から臨床の勉強が始まりますね。色々考えてますが一応、進む分野としては
- 臨床だけじゃなくて研究ができること
- 医工連携や生物物理的な応用が期待できること
の2条件は最低確保したいところです。それができるのならある意味、何科でもいいといえばいいのですが。
感動を胸にしたためつつ、帰りは急ぐわけではないので18でえっちらおっちら帰ってきました。ただし、東海道線ではなく関西本線で帰ってきました(こういうところはチャッカリしている)。5時間ほどかかりましたが、久々にキハ120に乗ることができました(というか乗らないとたどり着かない)。気動車に乗ったのは本当に久しぶりです。かつては加古川線も電化されてなかったのでキハ40なんかがバンバン走っていましたが、本当に少なくなったものです。原油高がさらに気動車廃止に追い討ちをかけそうですが。
しかしながらシンポがメインなのか旅行がメインなのかよく分かりませんね。ある意味、両方楽しめるので、地元からちょっと離れたところでやっているシンポに行くのが好きなんですが。