親の気持ち

ママ、教育の焦り高まる・ベネッセ調査、「世間に遅れまい」6割弱
格差社会への不安からかどの親も子供にかなりの教育投資をするようになっています。お受験ブーム、教育産業の急発展、モンスターペアレンツ・・・最近の教育に関わる問題を見ていると、「私たちは少ししか子供を産まない。格差社会の中で勝ち組になってもらうことを目指してその子にすべてを賭けるのだ」という親の意識がよく出ているように思います。じゃなかったら、こんなに塾や家庭教師の会社が乱立したり、講師を大量募集することなんてないですよね。僕らの頃は小4ぐらいで進学塾に行っているといえば、難関私立を目指すような奇特な人間しかいなかったのですが、最近ではかなり多いようです。ここ10年たらずで随分変わりましたよ。

その裏返しとして当然、子供が熱を出したらすぐに救急車を呼ぶわけです。もし何かあって子供が死んだら、今までつぎ込んできた情熱と金はなんだったのかということになり、訴訟になるわけですね。正直、あの問題は親のモラルの問題だけではないし、それだけ見ていても解決しないように思います。