効果の無駄遣い

私の趣味の一つに温泉があって、スーパー銭湯なんかはよく行くのですが、今日は新しく彩都近くにできた温泉に行ってきました。すみれの湯というのですが、インテリアに非常に凝った温泉で入り口にガラス張りの床があったりとか、設備としてはワンランク上のスーパー銭湯という印象を持ちました。泉質は万博おゆばと同じで、鉄分で茶色くにごった温泉です。7種類ぐらいの岩盤浴も併設(別料金)されており、印象としては東京水道橋の「スパラクーア」や有馬温泉「太閤の湯」を小さくしたような温泉です。規模的には鳴尾浜の「熊野の湯」に似ている感があります。料金は入浴700円、岩盤浴700円で普通のスーパー銭湯の100円増しといったところでしょうか。今回は岩盤浴は行ってないのでよく分かりませんが、入浴に関しては炭酸泉があったり、漢方を混ぜたスチームサウナがあったりで、1000円ぐらいの価値はあるように感じます。泉質と設備については文句なしですね。
不満な点としては二点。湯温が高すぎる。43度とかもあったわけですが、熱くてたまりません。のぼせてしまいました。それからもう一点。説明書きがぶっ飛んでます。まず、「〜効果」を使いすぎています。炭酸泉(人工的に炭酸を溶け込ましている)にはボア効果(Bohr effect)が説明されていましたが、そんなの不要。というか、普通はボーア効果って言いませんかね?で、キムチ定食には「カプサイシン効果」。んな常識なんだから入れんでも。
さらに、説明の文章が意味不明。「医学分野における臨床上の緊張度による温泉分析から・・・緩和的な効果が期待できます」完全に????です。そのほかにも説明書きで引っかかりそうなスレスレ表現が一杯。ちょっと素人感丸出しというか、その割に医学的効果を前面に出しすぎていてなんだかなぁという感じでした。オーナーがそういうのが好きなんでしょうかね。最近の健康食品の過剰広告を思い出してしまいました。