チュートリ教育について思うこと

チュートリが始まって1ヶ月近くになります。うちの班は真面目な人が多く(一番大変な班と言われている)、いつもみんな読み応えのあるレジュメを作ってくるのですが、おかげで平日の平均睡眠時間が4〜5時間程度という日が続いています。一昨日と昨日はバイトも重なったこともあり、両日とも3時間ほどしか寝られませんでした。なかなか質が高くてまとまった資料を作るのは大変です。

さて、チュートリ教育について思うことですが、やはりいくつか問題点があるなぁということは感じました。

  • 課題をまともに調べようと思えば時間がかかる
  • それに配慮してか授業時間が少ない
  • 課題も自分の担当外のところはあまりちゃんと勉強しない
  • よって断片的な知識吸収が多く、体系的知識が身につきにくい
  • ベッドサイドでこんな断片的知識では持たないのではないか?
  • 案の定、医師は「最近の学生は知識が少なすぎる」と嘆いている

最近の時間割も授業そのものは1週間に15〜20時間程度(うちチュートリ3時間)と大した時間ではないのですが(高校の時は25時間/weekはあったわけですから)、残りの時間で担当箇所を調べた資料を作ったり、グループ内で議論をするわけですから相当大変です。さらに課題や授業で取り扱わなかった疾患については自分で一から勉強しないといけないですから、その時間も結構かかります。

個人的には1時間の授業は2時間程度の自主学習に相当すると考えていて、かつての授業時間数を1週間あたり25時間と考えると、今は10時間分ぐらいは自主学習で勉強しなければならないことになります。かつてほどの知識を得ようと思えば、授業の17時間+調べ学習と資料作り8時間+自主学習20時間=45時間必要です。各週にある試験勉強も含めたら50時間ぐらいは必要です。そこに休憩時間や昼食時間などの大学での拘束時間(1日2時間)、僕の場合は毎日往復3時間の通学時間も入るので、平日120時間のうち75時間ぐらいは自由なことができません。睡眠時間を6時間取れると仮定して、30時間は寝るために使うので、15時間/weekでとりあえず朝夕食やジム+風呂、バイトなどを済まさないといけないといけないので、ほとんど自由時間がないことになります。まぁ、実際にはそこまで自主学習の時間を取っていない(通学中の勉強を含めて10時間ぐらい)のと、睡眠時間を削っている(その代わり、土曜日に10時間ぐらい寝るようにしています)のでもう少し余裕はありますが、あんまり自由な時間がない印象ですね。

あんまり真面目でない班なんかはもっと楽だろうなぁと思ったりもするのですが。

一日30時間だったらいいのになぁといつも思います。