安全と環境のトレードオフ

「環境重視」と安全、両立難しい
予防接種、副作用恐れ「はしか輸出国」に
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上の記事を要約すると、「安全と環境問題は完全には両立できない。環境を重視して規制をかけると、従来安全のために行われていたことが出来なくなる、安全を重視すれば、環境に負荷をかける。そういう例は少なくない。現在の快適性を追求するのか、将来の子孫の快適性を追求するのか幅広い議論が必要だ」ということです。

たしかに医療器具なんかもそうですね。注射針など血液関連の医療器具は感染リスクをなくすために、多くが使い捨てになっているのですが、使い捨てということは当然環境には負担をかけていることになります。

環境重視というのは、いかに省エネルギー、省資源で効率よく、ある目的を達成できるかということを追求することです。したがって冗長性によって物事を正確に達成しようとする安全理論とは真っ向から概念が対立します。トレードオフになるのは当たり前ですね。

どこまで安全を求め、どこまで環境を重視するのか、国民や国家同士である程度の合意が出来なければ安全と環境をめぐる複雑なトラブルは絶えることはないでしょう。