Da Vinciの未来

今週は泌尿器ということですが、なぜかうちの大学病院には入っていないのに、Da Vinciの話がたくさん出てくるんですよね。手術ロボットの。どうやら薬事法に通った後に導入することを前提にして、欧米で訓練を積まれているようです。

で、Da Vinciについて先生にこんな質問をしてみました。「ダヴィンチはマスター・スレーブ式みたいですが、スレーブでの触感をマスター側に伝える機能はありますか?」
「それは現在のところはないんや。開発はされているみたいやけどね。結構ダヴィンチは力が強いから、その辺が問題点になっている」
という答えでした。色々ネットで検索してみると、日本では慶応大学や東京大学が力フィードバック機能を付けたマスタースレーブ式手術ロボットを開発しているようです。近いうちに力フィードバックを備えた新しい機械が生まれてくるかもしれません。

僕自身がマスタースレーブ式ロボットを実際に動かしたのは京大の学祭で機械研究会が展示していた招き猫ロボット(の一部)です。腕を動かすと、少し遅延はありますがロボットも同じように動く。正直、感動しましたね。

いつかダヴィンチも動かしてみたいですね。いや、作ってみたい気もしますが・・・