寝たいときには遠慮なく寝たらいい

中川財務相「日本の恥」会見 風邪薬だけが原因なのか
中川財務大臣の件ですが、花粉症の抗ヒスタミン薬の眠気で随分悩まされたことがある人間としては非常に気持ちがよく分かります。高校時代ですが、4時間しか経っていないのに誤って同じ抗ヒスタミン薬を服用したときは眠気というより呼吸困難感がひどくて、救急外来に行こうかと思ったこともあります。それだけ薬というのは様々な効果を呈するものなのです。体質や遺伝子にあわなければ生死に関わることもありますしね。
酒との飲み合わせという側面はあったにせよ、薬の作用をコントロールしきれなくなるのは仕方がないし、それが大臣の資格云々という話に発展するのはれっきとした差別だろうと思います(総理大臣や大統領ならともかく、閣僚にしか過ぎないですしね)。経済状況がいくら悪くても、薬の悪影響とは全く関係のない話。人間が動物である以上、眠いものは眠いのです。なんでも体調をコントロールできるのだと思うのなら、それこそ「医療は100%」だと言うのと同レベルです。それを問題にする議員とかマスコミって一体何様なんでしょうかね。自分は何もかも制御できる「神」のつもりなんでしょうか。

正直、あれを徹底攻撃する野党と内外マスコミが本当に憎い。全員殺したろか、と思うぐらいに憎いです。中川さんもあの記者会見で堂々と寝ればよかったのにね。しょーもないことしか質問できない記者なんか相手せずにね。

経済状況を皮肉っているアメリカの大手マスコミにしても、結局はリーマン破綻を招く世論を作り上げた張本人でしょうが。日本からの再々の忠告を無視して、嫉妬心と感情論から公的資金の注入を否定したアメリカ国民とそれを誘導したマスコミもやっぱりアホですよ。そういう自覚すらないのだから恐ろしい。日本と全く変わりません。アメリカと日本の文化では大いに異なる面もありますが、似ている側面も結構ありますからね。

最後に。。。
「人間は本質的にバカである。そしてそれを認識することがバカから僅かに脱する唯一の術である」
妄言じみているかもしれませんが、最近痛切に感じていることです。証明はできていませんが、いつかライフワークのテーマにしたいと思っています。おそらく、過去から見れば徐々に賢くなってはいるのでしょうが、未来や理想、そして異なる立場から見ればいつまでも人間はバカであり続けるのです。