今の社会を理解するためのポストモダン思想

知った気でいるあなたのためのポストモダン再入門

知った気でいるあなたのためのポストモダン再入門

ポストモダンというとなんか難しい、胡散臭いというイメージもあるのですが、著者と2人のノイズ君が会話しながら議論を展開するこの本を読んでみると、僕の考え方がポストモダニズムくさいなぁという印象を強く持ちました。自身ではポストモダニストを称するつもりは全くありませんが、私を育てた環境(家庭、学校、塾、友人、ネットなどを含めて)が私をポストモダニズム的な考えにたどり着かせたのだろうということは容易に想像できます。

ちなみに巻末の書籍紹介はかなり参考になりました。

あと実はこの本は神戸市の図書館から借りたのですが、ところどころで線が引いてあったり、コメントが書き込まれていました(いわゆる「迷惑行為」)。でも、その落書きがこの本を読み解く上で意外と重要な示唆をしていてとても参考になりました。つまり迷惑行為もちゃんとした人がやれば、優良行為になり得るということです。モノは見方によって変わります。