迷惑をかけるのはお互い様

私は現代社会において1人の人間が生きていくということは、「他人の迷惑をかけること」と同義であると思っています。

考えてもみてください。街中を歩く「私」は他人にとっては通行の邪魔でしかありません。満員電車に乗る「私」は他の乗客にとって貴重な空間を占有する物体でしかありません。車を運転する「私」は他のドライバーにとっては衝突の可能性を高める存在でしかありません。究極的に言えば、空気を吸う「私」は他の人間にとっては貴重な酸素を消費する存在でしかありません。

でも私たちは生きています。他人に迷惑をかけながら生きています。他人もまた私たちに迷惑をかけながら生きています。
だからちょっとぐらいの迷惑は我慢しよう、悪意や甚大な被害がなければ目をつむろう、というのが私のスタンスです。どこまで実践できているかはわかりません。でも、常にそういう意識は持ちたいと思います。