忙しい日々

ポリクリがはじまってからとても忙しくてブログを書き散らす余裕もなくなってきました。一旦、ブログを休止するのも時間の問題かもしれません。

ところで、話題の新型インフルエンザですが、去年うちの医学部の学園祭では新型インフルに対するシンポジウムをやったので、私の場合は「とうとうきたか」というのが正直な感想です。あんまりジタバタする気もありませんし、かといって無策でいるつもりもありません。
飛沫感染がメインであるということを念頭に、リスクを自分なりに慎重に評価し

  • もし感染しても周囲から非難されない最低限の対策はする
  • 逆に過度な対策をして周囲を不安にさせない
  • いまストックしてあるマスク等の対策グッズが底をつかないような使い方をする

という3点に気を配りながら生活しています。

具体的には、手洗いは頻繁に行います。(呼吸器疾患以外の)病棟で普通に廊下を歩くときはマスクはつけません。人が集まる外来の待合などではつけるようにしています。電車の中では必ずマスクはつけています。咳をしている人を近くで見かけたときも意識しますね。ずっとマスクをしているのは周囲を不安にさせ、不必要なマスクのパニック買いを引き起こすと考えられるので、私はそうは行動しません。すでに薬局ではマスクは売り切れに近いですけどね。何よりもずっとマスクをしたまま行動するのは体力を消耗します(N95じゃなくても密着させて長時間使うと結構息苦しい)。

一つ困ったこととしては、国民があちこちの薬局で不織布マスクを買いあさったので、インフル用のサージカルマスクの備蓄はしていたものの、花粉症用のマスクが足りなくなってしまったことです。これはかなり盲点でしたね。現時点では内服薬で対処していますし、もうすぐシーズンも終わりなので、それほど困っているわけではありませんが、1年ほど前からあれだけ新聞やテレビで新型インフルのリスクが報道され警告されていながら、実際に発生してからパニック買いをする人々には呆れんばかりです。マスクがすっからかんになった棚を見て、私は苦笑いしかできませんでした。

おそらく、多くの人々はマスクは買っていても食糧備蓄などはしていないはずなので、日本に実際に新型インフルが確認されて、学校や官公庁などがストップし始めると今度はスーパーから缶詰やカップめんが消えるんだろうなぁ、などと思いながらネットや新聞の情報を読み漁っている今日この頃です。