最近読んでいる本を

読書の秋ですね。いろいろ読んでいます。

日本人の〈原罪〉 (講談社現代新書)

日本人の〈原罪〉 (講談社現代新書)

以前、心は市松模様さんに紹介いただいた本です。「見るな禁止」にまつわる日本人の「罪」に対する深い議論が面白い。ただ、私自身古事記をちゃんと読んだことがなかったので、まずは古事記の勉強から始めてみることにしました。

古事記の有名なお話を中心に抜粋してあります。写真や絵も描かれており、分かりやすいです。中高生にも読めるような本です。
しかし、古事記は東方とだいぶつながりがありますね。

読む・知る・愉しむ 古事記がわかる事典

読む・知る・愉しむ 古事記がわかる事典

古事記の背景を写真や絵を交えて解説している。

実は私は山の辺の道も歩きましたし、先日伊勢神宮に行きましたし、宮崎では高千穂に行きましたし、今までに幾度となく神話の世界に関係した旅をしてきたのです(残念ながら出雲大社はまだ行っていない)。ですが、それはたまたまの思いつきで行っただけであって、その背景に古事記があるというのは恥ずかしながら知りませんでしたし、今回古事記を読んでみてはじめてその連関に気付きました。私は右翼は嫌いですが神社と寺社は好きなので、これを機会に古事記めぐりを趣味にしてみてもいいかなと思っています。

航空事故の過失理論―刑事過失の限界

航空事故の過失理論―刑事過失の限界

鉄道、医療ときて航空に強い興味をもち、ある程度の専門知識も習得できたので(海外で一度操縦桿も握ったし)、思い切ってこの本を読んでみることにしました。やはり専門知識があるのとないのでは理解度が全然違います。もし、1年前の私がこの本を読んでいたらチンプンカンプンだったでしょう。この書籍の興味深い点は、航空事故だけではなく法学学習者の立場から医療事故についても分析がなされていること、事故調査の在り方や被害者支援についても言及していることです。航空分野を趣味とする医療従事者にもぜひお勧めします。趣味としていない人には難しすぎてお勧めできませんが・・・。