民主党は予想通り独裁主義

日本の歴史に残る愚行となりそうな「仕分け作業」ですが、2日目ぐらいからバカバカしくてニュースを見るのも嫌な気分です。未来への大事な投資をカットして何の未来がありますか?どうせあと2、30年で死ぬような人間の社会保障(=浪費)にばかりカネをつぎ込むのが国家のあり方ですか?
優秀な企業はどんなに苦しくても研究開発費は削らないといいます。苦しいときにあえて投資して温めた技術が、将来の長期にわたる企業の存続に極めて重要な役割を果たすことを知っているからです。道路予算を削るのは理解できますが、技術開発や教育研究の予算を削るのはバカの極みです。
そもそも民主党が躍起になって実行しようとしているマニフェスト、どこまで民主党投票者がこれを実現して欲しくて民主党に投票したのか、ということを一度考えてみたらどうかと思いますね。多くの民主党投票者は自民党が嫌だから仕方なく民主党に投票したのであり、決して民主党の政策を全面支持しているわけではないのです。その自覚を失った民主党はもはや自民党の谷垣総裁が指摘するように、ナチスと同じであり小沢や鳩山はヒトラーに等しいでしょう。
特に最近の小沢の行動は目に余るものがある。陳情を党に一本化するというのは、まさに小沢独裁への道でしょう。陳情をする人々の中には色々な思想背景や好き嫌いを持った人がいます。今までは党が嫌いなら政府に、政府が嫌いなら党や各議員にそれぞれの陳情を出すことができました。人々の持つ多様性に一定の配慮があったのです。それを党に一本化すれば党が嫌いな人は一体どこに陳情を出せというのでしょう。これのどこが「民主」党なのか。独裁党以外のなにものでもありません。日本は今まさにかつて何十年か前に踏んだ轍を再びたどろうとしています。その愚行を止める事ができるのは悔しくも民主党政権を選んだ国民にしかありません。いい加減に国民は「民主党が政権をとれば生活が楽になる」というような甘ったるい考えから目覚めるべきだと思います。見かけは楽になったように見えても、結局は将来の世代の収入を我々が強奪しているだけなのですから。